女性活躍推進行動計画に沿った取り組みの推進

当社グループは、2021年4月に女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画を策定し、女性社員が長期的にキャリアを構築し、いきいきと活躍できる雇用環境の充実に向けた取り組みを続けてきました。

経営のコミットメントという点では、「私たちの価値創造の源泉はイノベーションであり、それを推進する『多様性の確保』は重要」という考えのもと、マテリアリティKPIとしてグローバルに「女性上級幹部社員比率」を設定し、それに紐づけて国内で「女性管理職比率」を設定し、モニタリングを行っています。さらに、取締役自らが毎年、第一三共株式会社のすべての本部長と面談を行い、女性活躍推進における各組織の課題を抽出し、解決の推進を図っています。

働きやすい環境の整備においては、上限日数のないテレワークや毎年労使で定める労働時間施策による生産性向上、およびワークライフサイクルの推進を図っています。また、男性育休の促進、事業場内保育園の設置やベビーシッター割引券の支援、社用車による保育園送迎、海外赴任時の子どもの帯同許可、不妊治療のための休暇や費用補助など、様々な施策を実施しています。

また、女性マネジメント職のネットワーク「SWAN」が2017年の設立以来、活動の幅を広げています。SWANでは、女性マネジメント職が、相互支援や、次世代の育成、グローバルにおける同様の団体との関係構築にも取り組んでいます。さらに、SWANは毎年社内取締役との直接交流の場を設け、女性活躍推進に関するディスカッションも行っています。

このような取り組みは外部からも高く評価され、Forbes JAPAN主催のForbes JAPAN WOMEN AWARD 2024では3位に入賞いたしました。今後も行動計画を踏まえ、女性社員が長期的にキャリアを構築し、いきいきと活躍できる雇用環境の充実に向けて、さらに取り組みを推進していきます。当社グループのI&Dを一層促進し、継続的なイノベーション創出につなげてまいります。