Employee Interviews

自分らしく歩みながら、
遺伝子治療薬の
研究を
深めていく

研究職
柳井 真瑚
MAKO YANAI
研究開発本部 研究統括部
モダリティ第二研究所 第四グループ
2020年|生命科学研究科博士 修了
  1. INTERVIEW

    第一三共への入社理由

    面接時のディスカッションを通じて、素のままの自分を伝えることができた。

    大学では博士課程まで進み、RNAウイルスの研究をしていました。進路について考え始めたときに、たまたま企業との共同研究に携わる機会があり、自分の専門性を活かしながら多様な分野の研究者と関わる楽しさを知って、企業での研究への関心が高まりました。第一三共を選んだ決め手は面接時の雰囲気。私の研究テーマについてディスカッションをしたのですが、面接官がとてもフランクで、それでいて鋭い質問が返ってきたりして、あっという間に時間が過ぎたようにと感じてしまうほどでした。また、研究テーマ以外のお話でもいろいろ盛り上がり、リラックスして話をすることができました。この面接での充実した時間を通して、この会社で研鑽を積んで一研究者として成長し、新薬を創り出したいと強く思ったのです。

  2. INTERVIEW

    現在の仕事内容

    AAVを用いた遺伝子治療薬の研究。
    チャレンジングであるとともに、やりがいも大きい。

    AAV(アデノ随伴ウイルス)を用いた遺伝子治療薬の研究に携わっています。新薬研究プロジェクトにおけるAAVベクターの設計や調製、薬理試験のための検体の供給などを主に担当しています。また、AAVベクターに関する独自技術の開発を目指した基盤研究にも取り組んでいます。AAVベクターは、他のモダリティでは実現できなかったメカニズムで病気を治療できることが特徴。一方、比較的新しいモダリティのため、蓄積された知見が少なく、技術的に確立されていない部分が多いことが難しさです。第一三共においても、自分たちで道を切り拓いていかなければなりません。チャレンジングな研究であるとともに、それが大きなやりがいでもあります。新薬となるようなAAVベクターを自ら提案できるように、たえず最新の知見を学び、新しい技術の開発に挑んでいます。

  3. INTERVIEW

    忘れられない仕事のエピソード

    不安でいっぱいだった産休・育休明け。
    メンバーたちが
    温かく迎え入れてくれた。

    入社3年目から1年間ほど、産休・育休を取得しました。以前のようにプロジェクトに携われるのか、まわりのメンバーたちに負担をかけるのではないかと、復帰にあたっては不安でいっぱい。けれども、上司や先輩たちが温かく迎え入れてくれ、すごく安心したことを憶えています。とはいえ、子どもの体調不良で出社できない日が続いた時には焦りを感じていました。そんな自分に気づかって上司が声をかけてくれました。「できる時間でしっかりやればよいのだから、休むことは気にしないで。働ける時間にしっかりやるべきことをやればいい。」。このひと言で肩から力が抜けました。今でも自分の励みとなっており、育児と仕事の両立に悩んだ時にはこの言葉に立ち返って、目の前のことに集中するようにしています。子育てを経験して時間を有効に使うことを意識するようになり、それが研究の効率アップなどに役立っています。

CHALLENGE

次なる挑戦

目標はもちろん、自分が携わったプロジェクトから新薬を創出すること。AAVは新しいモダリティのため、困難なことも数多くありますが、いまだ満たされていない患者さんに貢献できる可能性も大きい。遺伝子治療のスペシャリストとしての力をさらに磨いていきたいと思っています。私が入社前に感じたとおり、第一三共には独創的な研究テーマにチャレンジできる自由闊達な空気があります。上司やまわりの先輩も知識や経験が豊富な研究者ばかりで、日々のさりげないディスカッションの中からヒントを得て、新しいアイデアが生まれることがしばしばあります。AAVを深掘りするとともに、創薬研究の進め方やさまざまなモダリティへの理解を深め、研究者としての能力を高めていきたいと考えています。

PRIVATE

休日の過ごし方

休日は家族で過ごし、公園や水族館などに出かけることが多いです。子どもが本好きのため図書館にもよく行き、借りてきた絵本をみんなで読んでいます。たまにある一人の時間は、友だちと会ったり、学生時代からの趣味である観劇を楽しんでいます。