2021年01月18日
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第一三共株式会社は、特定非営利活動法人AMDA社会開発機構(本部:岡山市北区)と協働し、ネパールにおいて「乳がん・子宮頸がんスクリーニングキャンププロジェクト」を開始しました。

  
(地域保健ボランティアへの研修)

ネパールでは、乳がん・子宮頸がんの定期検診制度や予防啓発が十分整備されていないこともあり、検診受診率は低く、受診時には既にがんが進行しているケースも少なくありません。また、女性ではこれら2つのがんの罹患者数が最も多く、がんに起因する死亡者数の3割を占めています(WHO International Agency for Research on Cancer 2020)。
近年、ネパール政府も「子宮頸がん検診と予防プログラム」や「乳がんの無料検診」に取り組んでいますが、予算や人材不足などにより、十分な対策に至っていない状況にあります。
そこで本プロジェクトでは、カトマンズ郡ゴカルネシュワル地区を対象に、スクリーニングキャンプや啓発活動を通じて検診サービスの拡充と乳がん・子宮頸がんに関する住民の知識向上を図り、がん検診受診者数の増加と、がんの早期発見を目指し活動を行います。
本活動は、持続可能な開発目標(SDGs)の目標3「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する」の達成に寄与するものと考えています。

  
(保健医療施設および地区スタッフへの研修)          (地域住民へのインタビュー調査)

<プロジェクトの概要>
1. 内容:スクリーニングキャンプの開催、検診機材供与、人材育成、啓発活動
2. 目標:乳がん・子宮頸がんの検診機会の増加とがんの早期発見
3. 期間:3年間 (2021年1月~2023年12月)
4. 協働パートナー:特定非営利活動法人AMDA社会開発機構

第一三共グループは、「世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献する」をパーパスとする製薬企業として、グローバルヘルスにおける研究開発の促進に取り組み革新的医薬品を継続的に創出していくとともに、十分な医療支援が届かない地域において医療アクセス課題の解決に取り組んでまいります。

 <特定非営利活動法人AMDA社会開発機構について>
人づくり村づくりを通じ、世界の貧困地域において暮らしの改善に取り組む団体。岡山市北区に本部を置く。現在、アジア・アフリカ・中南米で、約100名のスタッフが、保健、水と衛生、生計向上、農業、青少年育成などの社会開発活動を展開している他、日本国内では国際理解教育や企業連携を通じた社会教育を推進。AMDAグループの構成団体の1つ。2007年設立。理事長鈴木俊介
https://www.amda-minds.org/

 

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