2017年8月に、品川研究開発センターにおいて「高校生のための科学・薬学セミナー」を開催しました。第一三共グループでは、青少年の「理科離れ」が懸念される中、研究員との交流や実験を通して、科学の不思議やおもしろさを体感することにより、「かがく」や「くすり」に対する青少年の関心を高める活動を、当社グループの事業所がある地域で行っています。今年は、33名の高校生が参加し、同センターの研究員による講演、研究所見学の他、若手研究員との懇談会を行いました。懇談会では、「大学の学部はどのように決めたのですか?」「企業の研究者と大学の研究者の違いは何ですか?」など、進路についての相談や研究職についての質問が寄せられました。また、セミナー終了後には、「研究員の方から直接話しを聞けたのはとても嬉しかったです。」「将来は医療系に進みたいと考えています。今回の経験をきっかけとして、色々なところに足を運んで自分の選択肢を広げていこうと思います。」などの感想が寄せられました。
今年で12回目となる本セミナーですが、これまでに参加した生徒の多くが薬学部、理学部など理系の学部に進学していると聞いています。本セミナーが、参加した皆さんにとって科学・薬学への興味と理解をさらに深めるきっかけになることを願っています。
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研究員による講演会
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若手研究員との懇談の様子