MRの働き方改革
MRが自律的・自発的に働き方を工夫し、成果を発揮できるよう、個人の環境に合わせたフレキシブルな働き方を推進
当社は2019年からMR(医薬情報担当者)の働き方改革「DStyle(Design new work Style)」を始めました。当社のマテリアリティである「高品質な医療情報の提供」および「競争力と優位性を生み出す多様な人材の活躍推進と育成」への取組みの一環としてこのDStyleを推進しています。DStyleの推進により、MRの働きやすさ・働きがい、さらにはエンゲージメントを向上し、持続可能な社会への貢献を目指しています。
DStyleではMRが効率的・効果的に活動することで、生産性を向上し、更なる医療貢献や自己成長を目指すことをコンセプトとしています。単に働く時間を短くし、働きやすさだけを追求するのではなく、効率的・効果的な働き方によって新たに創出された時間を使って、より多くの医療関係者の皆さまへの情報提供の時間として活かすことはもちろんのこと、自己研鑽の時間としての活用も推進しています。より多くの情報提供機会の創出、より質の高い情報提供につなげること、そしてMRの自律的・自発的なリスキリングを促し、働きがいやエンゲージメント向上につながることも期待しています。
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一例として、有給休暇取得や直行直帰の推進はもちろんのこと、独自の取り組みとして「プライベートタイム」(以降、PT)という運用を行っています。PTはアポイントの合間などに生まれるスキマ時間を、業務外の自由時間として趣味や勉強に充てることのできる運用です。MRが自身の働き方を自由にデザインし、各人の目標に向けて自己実現しやすくなることを目指しています。
働き方改革におけるハードルの一つは、従来の働き方の常識を覆し、新しい価値観を浸透させること。そこで当社では、MRが働き方改革の意義を理解し、自律的・自発的に行動変容していく一助となるよう「DStyle Web」という社内ウェブメディアを展開しています。その中で、子育て中のMRや新しいオフィスを活用して働き方を変えた事例、遠方エリアを担当するMRなど、時間を効率的に使いながら高い成果を上げているさまざまなMRの働き方を定期的に紹介しています。MR個人にフォーカスするだけでなく、チームでの対談形式での紹介や、営業所長による営業所での具体的な取り組みも紹介しており、組織マネジメントのヒントにも役立てられるような工夫をしています。
DStyleの推進は、Sustainable Development Goals (SDGs)の目標8に貢献する取り組みです。また、当社のマテリアリティである「競争力と優位性を生み出す多様な人材の活躍推進と育成」、そして、「高品質な医療情報の提供」につながります。MR外部評価No.1※という実績はこれらの取り組みの一つの表れであると考えます。今後もDStyleを推進していくことで、MRが「いきいきと働き、能力を最大限に発揮し、成果を創出し続ける」ことを目指します。
※株式会社アンテリオによる調査(2018 ~ 2021年度)