第一三共株式会社は、公益財団法人ジョイセフと協働し、「ケニアにおける子宮頸がん検査促進による予防啓発プロジェクト」を開始しました。

ケニアでは、女性のがんでは乳がん、子宮頸がんの罹患数が最も多く、子宮頸がんは女性のがんによる死亡要因の1位となっています。また、子宮頸がんは、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)とともに生きる女性の間で最も多くみられるがんで、HIV陽性の女性が子宮頸がんを発症するリスクは、HIV陰性の女性の4~5倍高いことが報告されています。さらに、地域住民の間では子宮頸がんや性感染症についての正しい知識や情報が行き届いておらず、保健施設においては検査や治療の体制が十分に整備されていないなどの問題が存在しています。
そこで本プロジェクトでは、保健ボランティアによる啓発活動、子宮頸がんの検査、治療、HPVワクチンへのアクセス向上を目的とした活動を行います。
本活動を通じて、持続可能な開発目標(SDGs)の目標3「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する」と目標5「ジェンダー平等を実現しよう」の達成に貢献していきます。

プロジェクトの概要

  1. 地域:ケニア共和国 ナイロビ郡3地区(マカダラ、カムクンジ、ランガタ)
  2. 活動概要:1) 地域住民への子宮頸がんや性感染症を含むSRHR*1に関する正しい情報提供および子宮頸がんの予防・検査促進に向けた行動変容のための啓発活動、2) 保健施設での子宮頸がんの検査および早期治療、3) 子宮頸がん検査・治療のための医療ネットワークの強化
  3. 期間:3年間(2022年7月~2025年6月)
  4. 協働パートナー:公益財団法人 ジョイセフ*2
  5. *1 Sexual and Reproductive Health and Right
    *2女性のいのちと健康を守るために活動している日本生まれの国際協力NGO https://www.joicfp.or.jp/jpn/

第一三共グループは、「世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献する」をパーパスとする製薬企業として、医療基盤がぜい弱な地域において医療アクセス課題の解決に取り組んでいきます。

プロジェクトの概要とKPIs

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