ASCAビジネスユニット長 長尾 公則
2021年4月、第一三共は第5期中期(2021-2025年度)経営計画と2030年ビジョン「サステナブルな社会の発展に貢献する先進的グローバルヘルスケアカンパニー」を発表しました。 2021年度よりASCA(Asia, South&Central America)カンパニープレジデントおよびASCAビジネスユニット長に就任した長尾さんが、多様性に富むASCAビジネスの展望と期待を語ります。
ASCA 2030 Vision
ASCAビジネスユニットが医療に貢献する上で何より大切なのは、私たち社員が患者さんのことを常に念頭に置き、その上で互いの文化や価値観を尊重し、多様性を活かして自由に意見をし合える風土をつくること。互いへのリスペクトが信頼につながり、個人のやりがいや成長につながっていく。そうしたマインドセットをASCA全体に広げていき、“One ASCA”として一丸となり、ASCA地域の患者さんに貢献できるように力を注いでいきます。
ASCA各国・地域の言語で作成した2030ビジョン
「チャイナテック」と呼ばれるデジタル革命が注目される中、医薬品の研究開発でも高い技術力を持つ中国企業が台頭してきており、中国国内で独自に自社品の開発を進めるというように、中国企業の新薬開発力が着実に向上しています。また、こうした動きに対して中国の規制や審査のスピードも変化しつつあります。 私たち第一三共は、リスク管理をしっかり行いつつ、中国での新薬開発のスピードアップを図っています。第5期中計では、研究開発ユニットをはじめ関連ユニットの主導の下、グローバル試験に中国がいち早く参画できるよう準備を進め、米国での新製品上市から2年以内に中国での上市を実現することを目標としています。 「世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献する」という第一三共グループのパーパス(存在意義)の実現に向け、ASCA以外のユニットと密に連携し、ASCAのビジネスが第一三共グループの強みとなり、より多くの患者さんに貢献できるよう取り組んでいきます。
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