Ken Keller, オンコロジービジネスユニット長
2021年4月、第一三共は第5期中期(2021-2025年度)経営計画と2030年ビジョン「サステナブルな社会の発展に貢献する先進的グローバルヘルスケアカンパニー」を発表しました。 2025年の目標である「がんに強みを持つ先進的グローバル創薬企業」の確実な実現とその後の持続的な成長に向けた想いを、オンコロジービジネスユニット(OBU)長のKen Kellerさんが語ります。
がん領域は、診断から標準治療に至るまで急速に変化し続けており、今後もオペレーションをシンプルに保ちながら機動的に進化させることにより、変化に適応し続けていく必要がある治療領域です。 私たち第一三共グループも長年、変化に対応しながら、がん治療に貢献すべく、創薬を行ってきました。そして、今も第一三共が保有するADC(抗体薬物複合体)という新技術で、さまざまながん種に対する標準治療の変革に挑戦しています。今後も、知見を深め、治療体系や市場環境のダイナミックな変化にビジネスとサイエンスの両面から対応し、ADC技術を活用したがん治療薬を、日本をはじめ世界中に提供していきます。
がんの新薬創出・治療法の確立には多大なエネルギーが必要です。そのため、第一三共は2019年からアストラゼネカとのADC製品に関するグローバル連携を開始し、開発や販売を協力して推進しています。そして、2021年には、がん領域に特化したマーケティングやアライアンスなどグローバル横断の様々な機能を有する事業ユニットを開設しました。それが、オンコロジービジネスユニット(OBU)です。 私たちは経営トップによるコミットメントの下、急速な変化に対応すべく、ワンチームとなり、共に働き、互いを信頼し、互いに支え合いながら、がん治療に挑戦していきます。
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