弊社の100%子会社である三共株式会社(社長池上康弘以下三共)は、欧米において行なっておりました動脈硬化性心血管疾患治療剤CS-505(一般名:パクチミベpactimibe)の現在進行中のすべての臨床試験を中止することを決定いたしましたのでお知らせします。
これは三共が現在米国で行なっているCS-505のフェーズⅡ試験(ACTIVATE試験)において、一次評価項目としていた、冠動脈病変における血管内超音波法(IVUS)による動脈硬化巣の変化が確認できなかったことによるものです。また二次評価項目においては、標準治療法に優る抗動脈硬化作用が見出せず、心血管イベントの発症率への好影響はありませんでした。
以上を踏まえ、三共はCS-505の現在進行中のすべての臨床試験を中止することを決定いたしました。
なおACTIVATE試験の結果については、2005年アメリカ心臓協会学術総会(AHA -American Heart Association- Scientific Session 2005 開催地:テキサス州ダラス)において、現地時間の11月15日(火)に発表される予定です。
以上