当社の米国子会社である第一三共Inc.(米国・ニュージャージー州)は、血圧降下剤「ベニカー®」(一般名:オルメサルタン メドキソミル)とアムロジピン ベシル酸塩(一般名)との配合剤(開発番号:CS-8663)の承認申請を米国食品医薬品局(FDA)に対し11月27日(現地時間)に行ないましたので、お知らせします。
海外での臨床試験の結果、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)である「ベニカー®」とカルシウム拮抗薬であるアムロジピン ベシル酸塩との併用は良好な降圧作用を示すことが明らかになっております。
現在、米国では、6500万人以上の高血圧症患者がいると推定されており、また、治療を受けている患者においても、その約66%は米国における血圧目標値(140/90mmHg未満)までコントロールできていないと言われております。
ARBは高血圧症治療領域で市場規模が拡大していますが、その中でも「ベニカー®」は、急成長を遂げている薬剤であり、カルシウム拮抗剤で広く処方されているアムロジピン ベシル酸塩との配合剤が治療現場に導入されることで、高血圧症治療の幅を広げるものと確信しております。
補足:
第一三共インク:Daiichi Sankyo., Inc.
ベニカー
®:Benicar®(※日本、欧州での販売名はOlmetec®)
オルメサルタン メドキソミル:Olmesartan Medoxomil
ARB:angiotensin receptor blocker(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)
カルシウム拮抗剤:calcium channel blocker