第一三共株式会社(代表取締役社長:庄田隆、以下「第一三共」)と学校法人北里研究所(理事長:柴忠義、以下「北里研究所」)は、この度、日本にお けるヒト用の感染症予防・治療ワクチンの研究、開発、製造、販売についての相互補完提携に関する基本契約を締結いたしましたのでお知らせします。
北里研究所は、第一三共が注目する麻疹ワクチン(国際的に評価の高いAIK-C株)をベクターとして利用した遺伝子組換え次世代ワクチン技術をはじめ、新 興・再興感染症のワクチン研究開発基盤を有し、感染制御の基礎研究から創薬・ワクチン開発までを一貫して行う全学横断の「北里大学感染制御研究機構」を 2007年4月に設置し、当該研究機構が中心となって研究成果の実業化を推進しています。
両者は、北里大学感染制御研究機構をコアとしてワクチンシーズの発掘・育成を協働すると共に、第三者からのワクチンシーズおよび技術等の獲得を積極的に進 め、アンメット・メディカルニーズ(未充足の医療ニーズ)の高い安全性・有効性の優れた新規ワクチンの市場供給に貢献していきます。