第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「当社」)及び当社の米国子会社である第一三共INC.(本社:ニュージャージー州、以下「DSI」)は、7月30日付で、高血圧症治療剤Benicar®並びにその配合剤であるBenicar HCT®及びAZOR®の有効成分であるオルメサルタン メドキソミルを保護する当社保有の米国特許(以下、本件特許)が有効と認められ、勝訴しましたのでお知らせします。
マイラン社*が、Benicar®、Benicar HCT®及びAZOR®に関して米国食品医薬品局(FDA)に後発品申請を行ったことから、当社は本件特許に基づき米国ニュージャージー州連邦地方裁判所に特許侵害訴訟を提起し、本件特許は2016年4月まで有効であると主張しておりました。この度、同裁判所は当社の主張を認め、本件特許は有効であると判決しました。
当社及びDSIは、今後も引き続き本件特許の保護のために万全な法的対応をはかってまいります。
オルメサルタン メドキソミルは、当社が独自に開発した新規のアンジオテンシンII受容体拮抗剤で、血圧調整を担うレニン-アンジオテンシン系に作用して血管収縮を抑制する高血圧症治療剤であり、世界50カ国以上で販売されています。
*マイラン インク(本社:米国 ペンシルバニア州)及びその子会社マトリックス ラボラトリーズ(本社:インド)