第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「当社」)は、本日、高血圧症治療薬として開発した「レザルタス®配合錠LD・HD」(オルメサルタン メドキソミル/アゼルニジピン配合錠)の製造販売承認を取得いたしましたのでお知らせします。
レザルタス®配合錠は、当社が創製した高親和性ARBのオルメサルタン メドキソミル(販売名:オルメテック®錠) と 宇部興産株式会社と共同で研究開発した持続性Ca拮抗薬のアゼルニジピン(販売名:カルブロック®錠)の配合剤です。本剤にはLD、HDの2種類の製剤があり、それぞれ、オルメサルタン メドキソミル/アゼルニジピンとして、10mg/8mg、20mg/16mgを含有しています。
高血圧症は、複数の成因により発症する疾患であることから、降圧目標達成のためには、複数の種類の降圧薬を組み合わせた併用療法が有用です。特に、ARBとCa拮抗薬の併用は、優れた降圧効果を示すことから、本邦ではこの組み合わせが繁用されています。このことから、当社では、ARBのなかでも強力な降圧効果を有することが示されているオルメサルタン メドキソミルと、Ca拮抗薬のなかでも持続的な降圧効果があり交感神経系亢進作用の少ないことが示されているアゼルニジピンの組み合わせであるレザルタス®配合錠を開発しました。開発時の臨床試験成績において、レザルタス®配合錠は、強力かつ持続的で、24時間にわたる安定した降圧効果を示すと共に、良好な忍容性を示しています。
当社は、降圧薬の開発と販売において長年に亘る実績と経験を有しておりますが、新たにレザルタス®配合錠をそのラインアップに加えることにより、さらに高血圧症治療への貢献ができるものと確信しております。