2010年03月12日
企業情報

各位

会 社 名 第一三共株式会社
代 表 者 代表取締役社長 庄田 隆
(コード番号4568 東証・大証・名証各第1部)
問合せ先 コーポレートコミュニケーション部長 斎 寿明
(TEL:03-6225-1126)

中期経営計画(2010~2012年度)の策定について

第一三共グループは、「Global Pharma Innovatorの実現」という2015年ビジョンに向けて、2009年度を最終年度とする第1期中期経営計画を実行してきました。第1期は「成長基盤の拡充」をテーマに、統合シナジーの最大発揮とグローバル化の加速に邁進してまいりました。

 第2期(2010~2012年度)は、事業としてはイノベーティブ医薬品を強化・充実させるとともに、ワクチン、エスタブリッシュト医薬品、OTC医薬品を加え、地域としては日米欧に成長著しい新興国を加えたハイブリッドビジネスモデルを推進していきます。

 多様な医療ニーズに応える医薬品を提供することで、世界市場の平均成長率を上回る企業成長を成し遂げることを目標にした、第2期中期経営計画を策定しましたので、下記の通り概要をお知らせいたします。






<第2期中期経営計画(概要)>

1.2012年度経営目標

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2.第2期中期経営計画の基本方針

(1)地域事業戦略
I.日本グループ事業
  • イノベーティブ医薬品事業
    第一三共グループの中核事業として、収益の確保と持続成長のために、高血圧症治療剤オルメサルタンフランチャイズ(特に高血圧症治療剤レザルタス)の最大化と、抗インフルエンザウイルス薬ラニナミビル、アルツハイマー型認知症治療剤メマンチン等新製品の市場導入および大型品への育成を図っていきます。
  • ワクチン事業
    医療ニーズの高い予防ワクチン事業を強化・拡大していきます。
  • エスタブリッシュト医薬品事業
    2010年4月に第一三共エスファ㈱を設立し、多様化する市場ニーズに対応していきます。
  • OTC医薬品事業
    消費者の視点にたったセルフメディケーションを推進していきます。

II.米国グループ事業
  • 35億ドルの売上達成と米国医薬品市場シェア1%獲得に向け、オルメサルタンフランチャイズの最大化とACS-PCI領域で抗血小板剤エフィエントの第一選択薬としての地位確立を目指します。

III.欧州グループ事業
  • オルメサルタンフランチャイズとエフィエントの最大化および自販力強化により、12億ユーロへの売上に挑戦していきます。

Ⅳ.ASCA(*)グループ事業(*社内用語で「日米欧以外の国・地域」を表します)
  • オルメサルタンフランチャイズの拡大、プラスグレルの着実な上市と早期拡大、およびランバクシーとのシナジー創出により、日米欧を上回る事業成長率で、売上高1,500億円以上を目指します。

(2)研究開発戦略

I.アンメットメディカルニーズの高い重点領域(癌、循環代謝等)での競争力向上
  • 2015年に向けて現在の基盤をベースに癌、循環代謝領域の研究を更に強化していきます。


II.国際共同治験の推進
  • 経口抗Xa剤エドキサバン等のグローバル同時開発を推進します。


III.オープンイノベーションによる研究シーズの獲得


(3)グローバルCSRの推進と人材育成

I.人の命と健康を支える企業として、人への思いやりを大切にし、社員の多様性を原動力として社会や地球環境との調和を図っていきます。


II.プロフェッショナルで高い使命感と情熱をもった人材の育成と、グループ全社員が力を発揮できる企業風土を醸成していきます。


3.株主還元
将来の成長のための積極的な投資と内部留保とのバランスを図りつつ、安定的な配当の継続と、業績に応じた株主還元を実施します。


なお、詳細につきましては添付資料をご参照願います。
添付資料はこちらから

以上

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