第一三共株式会社(本社:東京都中央区)の関連財団法人である臨床薬理研究振興財団(東京都中央区、理事長:森田清)では、財団が贈呈した研究奨励金によって研究し、その後提出された研究報告書の中から、革新的で且つ今後更なる発展が期待できる優れた研究報告を「臨床薬理研究振興財団 研究大賞」として表彰しております。
この度、第3回(2010年度)臨床薬理研究振興財団 研究大賞が、別紙のとおり決定しましたのでお知らせします。
財団では、「研究大賞」の授与が、適正な薬物療法の確立を担う若手臨床薬理研究者のモチベーション向上や、新しい科学技術の開発そして応用につながることを期待しています。
なお、表彰式並びに研究発表会は、11月8日 クラブ関東(東京丸の内)にて行う予定です。
当財団は、「臨床薬理学の普及と臨床薬理研究者の育成」を使命に掲げ、1975年の設立以来、35年にわたって臨床薬理に関する研究に対して各種助成事業(研究助成、海外留学助成、国際共同研究助成等)を行っております。
(別紙)
第3回 臨床薬理研究振興財団 研究大賞 受賞者 (敬称略 、50音順 )
氏名 |
所属機関 |
研究テーマ |
竹内 英之 |
名古屋大学環境医学研究所 免疫系分野 神経免疫学講座 |
ミクログリアを標的とした筋萎縮性側索硬化症に対する治療法の開発 |
藤 秀人 |
長崎大学病院 薬剤部 |
関節リウマチ患者を対象としたメトトレキサートの時間治療 |
南畝 晋平 |
大阪大学大学院 薬学研究科 臨床薬効解析学 (現:兵庫医療大学 薬学部) |
心不全に対するβ遮断薬の効果とトロンボスポンジン1多型との関連 |
前田 和哉 |
東京大学大学院 薬学系研究科 分子薬物動態学教室 |
ヒト腎臓に発現するorganic anion transporter (OAT)1、OAT3の輸送機能をフェノタイピングするためのプローブ薬の探索研究 |
和田 啓道 |
国立病院機構京都医療センター 展開医療研究部 |
心肥大を伴う心不全患者血清における可溶性VEGF受容体2レベルの意義 |