第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「当社」)及び当社の米国子会社である第一三共INC.(本社:ニュージャージー州、以下「DSI」)は、高血圧症治療剤BenicarⓇ並びにその配合剤であるBenicar HCTⓇ及びAZORⓇの有効成分であるオルメサルタン メドキソミルを保護する当社保有の米国特許(以下、本件特許)が有効であると認めた米国地方裁判所の判断について、9月9日付(現地時間)で、米国連邦巡回控訴裁判所が支持いたしましたので、お知らせいたします。
当社及びDSIは、2016年4月まで有効な本件特許が満了する前に、マイラン社*が、BenicarⓇ、Benicar HCTⓇ及びAZORⓇに関して米国食品医薬品局(FDA)に後発品申請を行ったことから、訴訟を提起し、オルメサルタン メドキソミルを保護する特許の有効性が争われていました。
オルメサルタン メドキソミルは、当社が独自に開発した新規のアンジオテンシンII受容体拮抗剤で、血管収縮を抑制することにより血圧を調整する高血圧症治療剤であり、世界60カ国以上で販売されています。
*マイラン インク(本社:米国、ペンシルバニア州)並びにその子会社マイラン ファーマ シューティカルズ インク(米国、ウェスト バージニア州)及びマトリックス ラボラトリーズ(本社:インド)