第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「当社」)とArQule社(本社:米国マサチューセッツ州)は、ArQule社が所有する新規キナーゼ阻害薬探索技術(AKIPTM *、以下「本技術」)に係る共同研究契約の修正に合意しましたのでお知らせします。
当社は、2008年11月の共同研究契約の締結以降、本技術を用いた癌領域の新薬探索に関する共同研究を推進してきました。その結果、本技術が今後のキナーゼ阻害薬探索研究に有効であると判断し、共同研究期間の延長と標的分子数を追加する修正契約を締結しました。
本技術による研究を推進することにより、当社の重点ディスカバリー領域である癌領域のパイプラインを拡充できるものと期待しております。
*AKIPTMについて
ArQule Kinase Inhibitor Platformの略で、ArQule社が独自に開発したキナーゼ阻害薬を獲得するための探索法。この技術の使用により新規のキナーゼ阻害薬のリード化合物の創出などが期待される。