第一三共株式会社(本社:東京都中央区、社長:中山 讓治、以下「第一三共」)とアストラゼネカ株式会社(本社:大阪府大阪市、会長兼社長:加藤 益弘)は、プロトンポンプ阻害剤「エソメプラゾールマグネシウム水和物(一般名)」の日本国内におけるコ・プロモーション及び供給について、第一三共とグローバルのアストラゼネカが契約を締結しましたことをお知らせします。
これにより、エソメプラゾールマグネシウム水和物の製造・開発はアストラゼネカが担当し、流通・販売は第一三共が担当します。一方、プロモーション活動については第一三共とアストラゼネカが共同で行います。
本契約にもとづき、第一三共は契約一時金として1億米ドルをアストラゼネカに対して支払います。また、承認時や売上達成マイルストンに応じ別途追加一時金を支払うこととなっています。
エソメプラゾールマグネシウム水和物は、逆流性食道炎をはじめとする胃酸関連疾患を適応症として開発中の1日1回投与のプロトンポンプ阻害剤です。現在では、世界中の120以上の国と地域で販売されており、欧米での製品名はNEXIUMです。
第一三共とアストラゼネカは、両社の強力なコラボレーションにより、エソメプラゾールマグネシウム水和物の日本国内における市場導入と製品価値の最大化を図るとともに、胃酸関連疾患の治療に貢献していきたいと考えます。