第一三共株式会社の国内グループ会社である北里第一三共ワクチン株式会社が製造しております『インフルエンザHAワクチン「北里第一三共」』並びに『インフルエンザHAワクチン「北里第一三共」シリンジ』について、品質規格試験におきまして一部のバッチ(製造の単位)が適合基準を満たさない可能性が生じたため、9月中の供給が遅延することを9月12日付のプレスリリースでお知らせしましたが、今回、これら原液バッチについて再試験を行った結果、適合基準を満たさないことが確定いたしました。
現時点において、今シーズンの当社インフルエンザHAワクチンにつきましては、当初年間供給計画(約478万本:1mL換算)のうち、約半数にあたる236万本の出荷ができないことが確定いたしました。
現在、残された約242万本に関して品質規格試験を鋭意実施中であり、加えて追加生産を速やかに開始いたします。今後、適合基準を満たしたものに関しては国家検定に合格後、順次出荷して参ります。新しい供給計画につきましては、国家検定の結果が判明し次第、改めてお知らせ致します。
なお、本件につきましては、行政当局と緊密に連携し、生産体制の強化に努め、当社の供給不足分を補うべく最善を尽くして参る所存です。
関係者の皆様には、多大なご迷惑をおかけいたしますことを改めまして心よりお詫び申し上げます。