第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「当社」)は、このたび、Deutsche Bank Trust Company Americas を預託銀行とする「スポンサー付きレベルI ADR(米国預託証券)プログラム」を設立しましたので、下記のとおりお知らせします。当社ADRは、2011年11月14日(米国東部時間)より現地での売買が可能となります。なお、本件は米国での上場や新株発行等の資金調達を伴うものではなく、発行済株式総数は増加しないため、当社株式が希薄化されることはありません。
記
1. スポンサー付きADRプログラム設立の目的
米国資本市場における投資家の利便性を高め、投資形態の選択肢を広げることにより、新規投資家の開拓および投資家層の拡大を図ることを目的としております。当社は、これまでにも、米国でのIR活動に力を入れてまいりましたが、今回のプログラム設立が、当社のさらなる知名度向上および投資家層の拡大に繋がることと期待しております。
2. 当社ADRプログラムの詳細
(1)プログラムの種類 スポンサー付きLevel I プログラム
(2)売買市場 米国店頭市場(OTC = Over the counter)
(3)売買開始日 2011年11月14日(米国東部時間)
(4)原株との交換比率 1 ADR = 1株
(5)米国証券コード(CUSIP) 23381D102
(6)ティッカーシンボル(Symbol) DSNKY
(7)預託銀行 Deutsche Bank Trust Company Americas
(8)原株保管銀行 株式会社みずほコーポレート銀行
<ご参考>
1. ADRとは「American Depositary Receipts」の略で、非米国企業株式(原株)を裏付けとして米国内での流通を目的に発行される証書です。SEC(米国証券取引委員会)に米国内有価証券として登録されることにより、米国企業株式と同様に売買·決済·保管されます。
2. スポンサー付きADRとは、発行に当たって、原株の発行会社が特定の預託銀行と預託契約を締結し、発行会社、預託銀行および投資家の権利義務を明確化した上で預託銀行が発行するADRです。スポンサー付きADRは、上場あるいは公募(新株発行または売出し)を伴うか否かによってSECが求めるディスクロージャーのレベルが変わり、Level I、Level ⅡまたはLevel Ⅲに分類されます。Level Iは店頭市場で売買される非上場プログラムであり、Level Ⅱは上場プログラム(ニューヨーク証券取引所等に上場)、Level Ⅲは新株発行による資金調達を伴う上場プログラムです。
本リリースの内容は、証券の募集や勧誘を目的としたものではありません。