第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「当社」)は、薬剤性メトヘモグロビン血症治療用注射剤メチレンブルー(国際一般名:Methylthioninium chloride、欧州における販売名:ProveblueTM)について、Provepharm SAS(本社:フランス、マルセイユ)より日本における独占的開発・販売権を取得する契約を締結しましたのでお知らせします。
薬剤性メトヘモグロビン血症は、薬剤に起因する血中メトヘモグロビン濃度の増加により、チアノーゼ、頭痛、めまい、呼吸困難、意識障害などの症状が出現する中毒性の病気です。メチレンブルーは現在、日本では医薬品として承認されておりません。
本剤は、「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」(*) において開発企業の募集が行われた薬剤の一つで、当社が開発を実施することを決定したものです。当社は、企業の社会的責任(CSR)の観点から、引き続き未承認薬・適応外薬の解消に積極的に取り組み、医療に貢献してまいります。
*厚生労働省が主催し、欧米では使用が認められているが、国内では承認されていない医薬品や適応について、製薬企業による未承認薬・適応外薬の開発を促進することを目的として設置された会議。
以上