第一三共株式会社(本社:東京都中央区)の関連財団法人である公益財団法人 臨床薬理研究振興財団(東京都中央区、理事長:森田清)では、財団が贈呈した研究奨励金によって研究し、その後提出された研究報告書の中から、革新的で且つ今後更なる発展が期待できる優れた研究報告を「臨床薬理研究振興財団研究大賞」として表彰しております。
この度、第5回(2012年度)臨床薬理研究振興財団 研究大賞が、下記のとおり決定しましたのでお知らせします。
本研究大賞の授与が、適正な薬物療法の確立を担う若手臨床薬理研究者のモチベーション向上や、新しい科学技術の開発そして応用につながることを期待しています。
なお、表彰式並びに研究発表会は、11月9日 クラブ関東(東京丸の内)にて行う予定です。
当財団は、「臨床薬理学の普及と臨床薬理研究者の育成」を使命に掲げ、1975年の設立以来、臨床薬理に関する研究に対して各種助成事業(研究助成、海外留学助成、国際共同研究助成等)を行っております。
第5回 臨床薬理研究振興財団 研究大賞 受賞者
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(敬称略、50音順 )
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氏名
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所属機関
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研究テーマ
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乾 直輝
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浜松医科大学医学部 臨床薬理学講座
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リファンピシンによる薬物代謝酵素チトクロームP450誘導作用のカクテル法を用いた経時的検討
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内田 裕之
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慶應義塾大学医学部 精神神経科学教室
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抗精神病薬用量変更後の血中濃度を予測する試み
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楠原 洋之
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東京大学大学院薬学系研究科
分子薬物動態学教室
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ヒト腎医薬品排泄におけるH+/有機カチオン交換輸送体MATEの機能評価法の開発-MATE阻害剤pyrimethamineとの薬物動態学的相互作用-
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小島 祥敬
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名古屋市立大学大学院医学研究科
腎・泌尿器科学分野 (現) 福島県立医科大学医学部 泌尿器科学講座
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ゲノム薬理学からみた前立腺肥大症薬物療法におけるオーダーメード医療
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林 秀樹
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静岡県立大学薬学部
臨床薬学大講座 臨床薬効解析学分野
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関節リウマチにおけるメトトレキサートの薬効を予測するための遺伝子多型
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森 有紀
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国家公務員共済組合連合会
虎の門病院 血液内科
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同種造血幹細胞移植後の侵襲性真菌症に対する新規アゾール系抗真菌薬の予防効果と血中濃度モニタリングの有用性
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