第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「当社」)は、このたび、Perosphere Inc.(本社:米国、ニューヨーク州、以下「Perosphere社」)と、抗凝固活性阻害剤「PER977」の開発に関する契約を締結しましたのでお知らせします。本契約により、当社の支援の下、Perosphere社が第1相臨床試験を実施し、同剤が当社の経口FXa阻害剤「エドキサバン」の抗凝固活性を阻害することを確認します。
PER977は、Perosphere社により創製された新規低分子化合物であり、血液中においてFXa阻害剤およびヘパリン等に直接結合することが前臨床試験において示されていることから、抗凝固活性を阻害する効果を有すると推察されています。当社は、抗凝固剤治療における更なる安全向上に向け、新たな選択肢を提供できるよう、PER977の開発を支援してまいります。
エドキサバンについては、心房細動に伴う血栓塞栓症の予防に関するグローバル第3相臨床試験(ENGAGE AF-TIMI 48)、および、深部静脈血栓症(deep vein thrombosis: DVT)・肺塞栓症(pulmonary embolism: PE)患者における静脈血栓塞栓症(venous thromboembolism: VTE)の二次予防に関する グローバル第3相臨床試験(Hokusai-VTE試験)を実施し、現在、承認申請準備中です。日本においては、下肢整形外科手術(膝関節全置換術、股関節全置換術、股関節骨折手術)施行患者における静脈血栓塞栓症の発症抑制の効能を取得し、2011年7月より「リクシアナⓇ錠」(製品名)として販売しております。
以 上
本資料は、英語で発表したプレスリリースを日本語に翻訳し、再編集したものです。
本資料の正式言語は英語であり、内容および解釈については英語が優先されますことをご了承ください。
本資料の原文(英語版)はhttps://www.daiichisankyo.com/でご確認いただくことができます。