第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「当社」)は、このたび、連結子会社のランバクシー・ラボラトリーズ(本社:インド共和国ハリヤナ州グルガオン地区、以下「ランバクシー」)が、2011年12月発表の米国司法省(以下「DOJ」)との協議が終結したことを発表いたしましたので、お知らせいたします。
従前よりお知らせしているとおり、ランバクシーは、過去の一部施設におけるデータの信頼性や製造工程に関し、DOJによる調査を受け、これに全面的に協力してまいりました。今般、ランバクシーおよびその関連会社は、虚偽請求禁止法(False Claims Act)の違反に関し、米国政府その他関係する州との間で民事上の和解に関する合意を行い、また、これに加え、ランバクシーの米国子会社であるランバクシーUSA, Inc.は、連邦食品医薬品化粧品法(Food, Drug and Cosmetic Act)等の違反について有罪を認めました。これにより、ランバクシーとDOJの協議は終結に至っております。本件に関するランバクシーの支払額は、合計で約500百万米ドルとなります。
なお、2011年12月にお知らせしたとおり、ランバクシーは、米国食品医薬品局(以下「FDA」)と同意協定書を締結し、データの信頼性を確実にするための手段や方針を強化し、現行の適正製造基準を遵守することを確約しております。また、今回DOJと合意された支払額については、既に2011年度決算において500百万米ドルの引当てを計上しております。
このたび、長きにわたった本件の協議が終結したことをお知らせできることは、当社にとって大変喜ばしいことであります。当社は、今後とも、ランバクシーの全ての施設が法規制を遵守した高い水準で事業遂行することに取組み、患者・消費者の皆様に価値ある製品を提供するよう、積極的に関与してまいります。
以 上