2013年第2四半期(4~6月)売上高26,332百万(263億)インドルピー
2013年上半期(1~6月)売上高50,730百万(507億)インドルピー
~ベースビジネス売上および利益は成長~
インド共和国ハリヤナ州グルガオン地区 / ロシア共和国モスクワ(2013年8月7日)
ランバクシー・ラボラトリーズ(本社:インド共和国ハリヤナ州グルガオン地区、以下「ランバクシー」)は本日、2013年第2四半期(4~6月)ならびに2013年上半期(1~6月)のインド会計基準に基づく決算を発表いたしました。
- 1. 財務ハイライト
2013年第2四半期(4~6月)連結業績の概況
・ 連結売上高 26,332百万ルピー [前年同期:32,046百万ルピー]
当第2四半期の連結売上高は、米国でのアトルバスタチン独占販売による貢献があった前年同期よりも減収とな
りましたが、ベースビジネスでは引き続き2桁成長を示しました。
・ EBITDA は1,996百万ルピーとなり、ベースビジネスの利益は引き続き改善いたしました。
2013年上半期(1~6月)連結業績の概況
・ 連結売上高 50,730百万ルピー [前年同期:69,136百万ルピー]
EBITDA は3,545百万ルピーとなりました。
- ‐ インドルピーの米ドルに対する下落は、輸出事業にはプラスに作用いたしますが、会計基準の適用により、デリバティブや外貨建てローンの残高全体を評価換えする際にマイナスの影響を受けます。
2013年第2四半期においては、5,403百万ルピー、2013年上半期においては、4,954百万ルピーの純損失が為替関連勘定科目として損益計算書に計上されております。
- ‐ 西欧におけるマクロ経済環境は引き続き厳しく推移しております。特にフランスでは、ジェネリック製薬産業は引き続き価格・取引規制の影響を受けております。のれんの減損を求める会計基準に従い、フランスにおいて1,192百万ルピーの減損を計上いたしました。
- ‐ 税金、少数株主損益、関連会社損失計上後の純損失は5,242百万ルピーでしたが、為替影響や特殊要因を控除したベースの税引き後利益は1,352百万ルピーとなりました。
ランバクシーのCEO兼社長のアルン・サウニーは次のように述べています。
「ランバクシーは来る数年間における成長を導くであろう、付加価値の高い市場や事業に引き続き重点を置いております。また、成長に対するコミットメントを果たしつつ、組織全体に渡る効率性改善についても意識的に取り組んでおります。いついかなる時も、“品質と患者が第一”という規範の下に我々は仕事をしてまいります。全てのステークホルダーの利益のため、以前にお知らせした米国司法省(DOJ)による調査を成功裏に終結いたしました。すでに引当てた500百万米ドルの支払いにより、我々は米国司法省との間の民事・刑事双方の懸案を解決いたしました。この解決は、我々の資源やエネルギーを更なる成長へ向けて解き放つことになります。」
- 2. 主要ハイライト
ビジネス
・ 2013年第2四半期のベースビジネスの売上高は、前年同期比で2桁成長となりました。
- ‐ ラテンアメリカなどの新興国市場、アフリカ、アジア・太平洋、ロシアなどでの高付加価値事業の売上が伸長しました。
・ AbsoricaTM(isotretenoinの新薬)の市場シェア獲得は、今後に期待が持てるものでした。2013年6月28日現在で13.7%の市場シェアを獲得しました。
・ ランバクシーは米国での独占販売終了後のいくつかの製品について、高い市場シェアを維持しつつ、その製品の強みを発揮しました。
- ‐ ピオグリタゾン(武田薬品工業(株)のアクトスⓇ)のオーソライズドジェネリックの独占販売期間は2013年2月中旬に満了しましたが、約24%の市場シェアを維持し続けています。
- - 第一三共のオーソライズドジェネリックである、セビメリン30mgカプセル(EvoxacⓇ)は、米国において43%の市場シェアを持っています。
・ 2013年5月の米国司法省との協議終結に基づき、当四半期に和解金を支払いました。和解金に対する会計上の引当は2011年に行っております。
薬事、研究開発、生産
・ 2012年1月に米国FDAと締結した同意協定書(Consent Decree: CD)の履行については、計画通り進捗しています。
・ 1品目のANDA製品を米国において申請いたしました。
・ アフリカの成長市場において、新規工場による生産を開始いたしました。
・ 原材料コスト、溶媒回収、生産能力のベンチマーキングや見直しによる効率性の改善に注力いたしました。
- 3. グローバル売上高
2013年第2四半期(4~6月)の連結売上高は26,332百万ルピーとなりました(前年同期:32,046百万ルピー)。アトルバスタチン売上など特殊要因を控除したベースでは、前年同期比で2桁成長となりました。
高付加価値製品とOTCの売上高は13,445百万ルピーで、全体の51%を占めました。原薬を含むジェネリックの売上高は12,887百万ルピーでした。
・ 北米:第2四半期の売上高は8,516百万ルピーでした。前年同期比で減少いたしましたが、前年においてアトルバスタチン独占販売による大幅な貢献があったためです。
- - 米国では、第2四半期の売上高は7,700百万ルピーでした。AbsoricaTMの処方増加により、ベースビジネスの売上が好調に推移いたしました。
・ インド(含むコンシューマーヘルスケア):第2四半期の売上高は5,426百万ルピー、前年同期とほぼ同じレベルでした。政府による新価格政策や取引関連規制が業績に影響いたしました。
- - OTC事業(コンシューマーヘルスケア)の売上高は1,034百万ルピー、前年同期比で8%の増収となりました。
・ 東欧・CIS:第2四半期の売上高は3,260百万ルピーでした。
・ 西ヨーロッパ:第2四半期の売上高は1,958百万ルピー、前年同期比で31%の減収となりました。
・ アフリカ・中東:第2四半期の売上高は2,828百万ルピー、前年同期比で9%の増収となりました。
・ アジア パシフィック・ラテンアメリカ(含むスリランカ):第2四半期の売上高は2,082百万ルピー、前年同期比で13%の増収となりました。
・ 原薬その他:第2四半期の売上高は2,263百万ルピーとなりました。市場と製品の選択と集中により、前年同期比で31%の増収となりました。
*特に記載がない限り、全ての成長率の数値は期間中の為替変動を除いた一定の為替ベースで計算しています。
本資料は、ランバクシーが8月7日に英語で発表したプレスリリースを日本語に翻訳し、再編集したものです。本資料の正式言語は英語であり、内容および解釈については英語が優先されますことをご了承ください。また、本資料はインドの会計基準に基づくものであり、第一三共株式会社が10月31日に発表予定の日本基準の決算時には一部調整等が入りますことをご了承ください。なお、本資料の原文(英語版)は http://www.ranbaxy.com をご参照ください。
以 上