第一三共株式会社(本社:東京都中央区)の米国子会社である第一三共Inc.(本社:米国・ニュージャージー州、以下「DSI」)とAstraZeneca社(所在地:英国ロンドン、以下「AZ」)は、オピオイド(麻薬性鎮痛薬)誘発性便秘の治療薬「MOVANTIKTM」(一般名 naloxegol)について、米国での共同商業化契約を締結いたしましたのでお知らせいたします。
本製品は、経口の末梢性μオピオイド受容体拮抗薬としてはファーストインクラスの薬剤であり、1日1回の投与です。非癌性の慢性疼痛治療において、オピオイドを服用している患者に誘発する便秘の治療薬として開発されました。2014年9月に米国で承認を得ており、本年4月の発売を予定しております。
本提携により、両社は共同で本製品の商業化を進めてまいります。また、DSIは、契約一時金として200百万米ドルと、売上に関連したマイルストンとして最大625百万米ドルを支払います。一方、AZは、本剤の製造に責任を持ち、売上を計上するとともに、DSIに対し、売上げに応じた共同販促の対価を支払います。
以 上