第一三共株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:中山 讓治、以下「当社」)は、
当社のグループ会社である北里第一三共ワクチン株式会社(本社:埼玉県北本市、代表取締役社長:荻田 健)が将来のワクチン事業の発展及び財務基盤の強化を図る目的で実施する募集株式の発行に際し、その総数を引き受け、本日、払込み手続を完了しましたのでお知らせいたします。
記
1.募集株式総数 引き受けの概要
(1)引受総額 :100億5,000円
(2)増加する資本金の額 :50億2,500円
(3)増加する資本準備金の額 :50億2,500円
(4)引受人 :第一三共株式会社
(5)引受後の議決権比率 :第一三共株式会社80%、学校法人北里研究所20%
2.募集株式総数 引き受けの実施に至った理由
北里第一三共ワクチン株式会社は、当社及び学校法人北里研究所との合弁会社として2011年に設立(議決権比率当社51%)され、その後、業容拡大のため様々な施策を打ち、ビジネスを展開してきました。今後も安定供給の確保、新製品の継続的な研究開発・上市、世界標準の品質を担保する新棟の円滑な稼動等の課題に取り組んでいくことから、当社は、同社の将来の事業発展及び財務基盤の強化を図るため、募集株式の総数を引き受けることとしました。
3.当社グループにおけるワクチン事業の取り組みについて
2015年4月、当社のワクチン関連機能について、各種アライアンス業務等に係る一部の機能を除き、北里第一三共ワクチン株式会社に移管し、ワクチン事業運営基盤の一元化を図りました。グラクソ・スミスクライン株式会社との合弁により、後期臨床開発と販売を担うために2012年に設立したジャパンワクチン株式会社を含めた有機的連携を通じて、研究・開発・生産・販売の一貫体制を強固なものとしております。
以上