第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「当社」)は、HER2に対する抗体薬物複合体(以下、「ADC」)※であるDS-8201aの安全性と有効性を評価する第1相臨床試験の結果について、デンマークで開催される欧州臨床腫瘍学会(ESMO)にて2016年10月9日に発表します。
当社の先進的ADC技術が用いられた臨床データを紹介する初めての機会であり、今回、本試験結果の発表は、Late Breaking Sessionの演題として採択されました。
以 上
※抗体薬物複合体(ADC):抗体と低分子医薬を適切なリンカーを介して結合させた医薬群
第一三共のがん事業について
当社は、世界トップ水準のサイエンス(科学的知見、技術)を応用し、がん患者さんのための革新的な治療を提供していきます。
当社は、がん領域の開発パイプラインの拡充を進めており、現在、固形がんと血液がんの両領域で20以上の新規の低分子および抗体医薬を保有しています。第3相臨床試験中の開発品目には、FLT3-ITD阻害剤キザルチニブ(目標適応:急性骨髄性白血病)、CSF-1R阻害剤ペキシダルチニブ(目標適応:腱滑膜巨細胞腫、固形がんにおける抗PD-1抗体との併用試験(第1/2相)も実施中)、MET阻害剤チバンチニブ(目標適応:肝細胞がん)等があります。