第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「当社」)は、ArQule社(本社:米国マサチューセッツ州)と共同開発中のMET阻害剤チバンチニブの肝細胞がんを対象とした第3相臨床試験 (METIV-HCC試験、以下「本試験」)において、MET高発現の肝細胞がんの2次治療として主要評価項目である全生存期間(OS)の延長を達成することができませんでしたので、お知らせいたします。
本試験は、切除不能な肝細胞がんを患い、がん化学療法剤による前治療に不応または耐容不能となったMET高発現患者を対象とした、プラセボ対照無作為化二重盲検比較試験であり、340名の症例登録がありました。主要評価項目は全生存期間(OS)、副次評価項目は無増悪生存期間(PFS)と安全性です。
本試験結果の詳細は、今後、学会で発表する予定です。
以上
第一三共のがん事業について
当社のがん事業は、世界最先端のサイエンス(科学的知見、技術)を応用し、がん患者さんのための革新的な治療を提供することを使命としています。
当社は、日本のがん領域ラボラトリー(バイオ・がん免疫・低分子)と米国プレキシコン(低分子)の強力な研究体制を通じて、がん領域の開発パイプラインの拡充を進めており、抗体薬物複合体(ADC)と急性骨髄性白血病(AML)をフランチャイズとして、合計20以上の新規の低分子医薬、抗体医薬および抗体薬物複合体(ADC)を保有しています。
主要開発品目には、FLT3-ITD阻害剤キザルチニブ(目標適応:急性骨髄性白血病)、抗HER2抗体薬物複合体DS-8201(目標適応:固形がん)、CSF-1R阻害剤ペキシダルチニブ(目標適応:腱滑膜巨細胞腫、固形がんにおける抗PD-1抗体との併用試験も実施中)、MET阻害剤チバンチニブ(目標適応:肝細胞がん)等があります。