第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「当社」)は、救急薬品工業株式会社(本社:東京都中央区、以下「救急薬品」)と経皮吸収型 持続性癌疼痛治療剤 フェンタニルクエン酸塩貼付剤の後発医薬品について、商業化に向けた協業を進めてまいりますので、お知らせいたします。
本剤は、1日1回貼り替え型の経皮吸収型製剤で、中等度から高度の癌疼痛治療に使用されるオピオイド鎮痛薬でありフェントス®テープの後発医薬品です。
なお本剤は、救急薬品が製造販売承認申請を行っており、承認取得後は、救急薬品が製造し、当社が販売およびプロモーション活動を実施していきます。
本剤の商業化は当社の医療用麻薬製品のラインナップを強化し、がん疼痛に苦しむ患者さんや医療関係者の皆様に多様な治療の選択肢を提供できるものと期待しております。
以 上
(ご参考)
<救急薬品工業株式会社>
1.本社所在地 :東京都中央区
2.設立 :1963年
3.事業内容 :医療用医薬品・一般用医薬品の開発・製造および販売
4.Webサイト :http://www.qqp.co.jp/
第一三共の医療用麻薬製品について
当社は、医療用麻薬製品のラインナップを揃えることにより、がん疼痛に苦しむ患者さんの痛みを和らげQOLを高め、がん患者さんの生涯にわたるトータルケアに貢献してまいります。
日本では2017年6月より、ヒドロモルフォン塩酸塩製剤である「ナルラピドⓇ錠」(即放性製剤)及び「ナルサスⓇ錠」(1日1回投与型徐放性製剤)を販売しており、さらに現在、同有効成分の注射剤も承認申請中です。オキシコドン塩酸塩については2017年3月より持続性癌疼痛治療剤「オキシコドン徐放錠「第一三共」」を販売し、癌疼痛治療剤「オキシコドン錠「第一三共」」については、2017年8月28日に発売を予定しています。