第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「当社」)は、皮内投与型季節性インフルエンザワクチン(VN-100、以下「本ワクチン」)の開発中止を決定しましたので、お知らせいたします。
本ワクチンは、テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、以下「テルモ」)が開発した皮内投与型デバイスと当社のグループ会社である北里第一三共ワクチン株式会社(以下「北里第一三共」)のインフルエンザHAワクチンを組み合わせて創製したワクチンであり、当社及びテルモ間の皮内投与型感染症予防ワクチンの実用化に関する基本合意(2012年2月締結)に基づき、当社、テルモ、北里第一三共及びジャパンワクチン株式会社が共同で開発してまいりました。
今般、当社グループにおけるインフルエンザワクチン事業を見直した結果、戦略上の理由により、本ワクチンの開発を中止することといたしました。なお、当社はテルモと、本ワクチン以外での皮内投与型ワクチンの実用化に向け、今後も引き続き提携可能性を協議してまいります。
今後も当社は、ワクチンを含む医薬品の製造と供給を通して、公衆衛生の向上を図るとともに、疾病の予防と治療に貢献し国民の健康に寄与してまいります。
以上