第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「当社」)は、癌疼痛治療用注射剤オキシコドン塩酸塩水和物注射液の後発医薬品であるオキシコドン注射液10mg・50mg「第一三共」(以下「本剤」)を、本日、国内で新発売しましたので、お知らせいたします。
本剤は、中等度から高度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛に使用される強オピオイド鎮痛薬で、オキシコドン塩酸塩の注射剤として初の後発医薬品です。
本剤は、当社国内グループ会社の第一三共プロファーマ株式会社(製造販売元)が原薬から製剤化までを一貫生産しております。
当社は、新たに本剤を加え医療用麻薬製品のラインナップを強化し、がん疼痛で苦しむ患者さんに多様な治療の選択肢を提供することで、より一層医療に貢献してまいります。
<製品概要>
製品名
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薬効分類名
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先発品名
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オキシコドン注射液10mg「第一三共」
オキシコドン注射液50mg「第一三共」
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癌疼痛治療剤
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オキファスト®注10mg
オキファスト®注50mg
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以上
第一三共の医療用麻薬製品について
当社は、医療用麻薬製品によってがん患者さんの生涯にわたるトータルケアに貢献してまいります。
医療用麻薬製品のラインナップを揃えることは、がん疼痛に苦しむ患者さんの痛みを和らげることによりQOLを高め、がんと共に生きることをサポートすることにつながると考えます。
日本では、ヒドロモルフォン塩酸塩製剤の「ナルサス®錠」(徐放性製剤)、「ナルラピド®錠」(即放性製剤)、「ナルベイン®注」(注射剤)、オキシコドン塩酸塩製剤の「オキシコドン徐放錠「第一三共」」(徐放性製剤)、「オキシコドン錠「第一三共」」(即放性製剤)及び今回発売の「オキシコドン注射液「第一三共」」(注射剤)に加え、 フェンタニルクエン酸塩貼付剤の「フェンタニルクエン酸塩1日用テープ「第一三共」」(経皮吸収型製剤)を販売しております。