第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「当社」)は、本日開催の取締役会において、株式分割および定款の一部変更を行うこと、ならびに2021年3月期の1株当たり配当予想について下記の通りとすることを決議しましたので、お知らせいたします。
記
1.株式分割の目的
株式の分割により、当社株式の投資単位あたりの金額を引き下げることで株式の流動性を高めるとともに、投資家層の拡大を図ることを目的としております。
2.株式分割の概要
(1)分割の方法
2020年9月30日(水)を基準日として、同日最終の株主名簿に記載または記録された株主の所有する普通株式1株を3株に分割いたします。
(2)分割により増加する株式数
① 株式分割前の発行済株式総数
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709,011,343 株
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② 今回の分割により増加する株式数
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1,418,022,686 株
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③ 株式分割後の発行済株式総数
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2,127,034,029 株
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④ 株式分割後の発行可能株式総数
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8,400,000,000 株
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(3)分割日程
① 基準日公告日
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2020年9月11日(金)
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② 基準日
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2020年9月30日(水)
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③ 効力発生日
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2020年10月1日(木)
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(4)その他
今回の株式分割に際して、資本金の額に変更はありません。
3.定款の一部変更
(1)変更の理由
今回の株式分割に伴い、会社法第184条第2項の規定に基づき、2020年10月1日(木)をもって、当社定款第6条に定める発行可能株式総数を変更いたします。
(2)変更の内容
変更の内容は以下の通りです。
(下線は変更箇所を示します。)
変更前
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変更後
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(発行可能株式総数) 第6条 当会社の発行可能株式総数は、 28億株とする。
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(発行可能株式総数) 第6条 当会社の発行可能株式総数は、 84億株とする。
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(3)定款変更の日程
取締役会決議日 2020年4月27日(月)
効力発生日 2020年10月1日(木)
4.2021年3月期の1株当たり配当予想
当社は、持続的な企業価値の向上を図るため、成長戦略の展開に不可欠な投資の実行と株主の皆様への利益還元を総合的に勘案し、利益配分を決定することを経営の基本方針としております。また、第4期中期経営計画においては、総還元性向*を2016年度から2022年度累計で100%以上、1株当たり配当金は年間70円以上とする株主還元策を掲げております。今般、さらなる株主還元の強化を図るため、2021年3月期の1株当たり配当予想を実質的に増額することといたしました。
なお、上記の通り2020年10月1日(木)を効力発生日として、普通株式1株を3株に分割するため、2021年3月期の1株当たり配当予想につきましては、第2四半期末は分割前の普通株1株当たり40円50銭、期末は分割後の普通株式1株当たり13円50銭となります。年間の1株当たり配当予想につきましては、株式分割の実施により2020年3月期との単純比較ができないため、株式分割を考慮しない分割前基準で表示しており、期末配当金は40円50銭となることから、年間の1株当たり配当金は81円(分割前基準)の予想となります。
この結果、実質的には年間の1株当たり配当金(分割前基準)は11円の増配となる見込みです。
* 総還元性向:(配当金の総額+自己株式の取得総額)/親会社の所有者に帰属する当期利益
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1 株当たり配当金
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(基準日)
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第1四半期末
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第2四半期末
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第3四半期末
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期 末
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年 間
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2020年3月期
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―
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35 円00 銭
(分割前)
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―
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35 円00 銭
(分割前)
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70 円00 銭
(分割前)
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2021年3月期予想
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―
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40 円50 銭
(分割前)
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―
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13 円50 銭
(分割後)
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―
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(注)2021年3月期予想:株式分割前基準による1株当たり年間配当金は81円となります。
以 上