ADCとは Antibody(抗体) Drug(薬物) Conjugate(複合体) の略 抗体に薬物を結合させたバイオ医薬品 アイデアとしては数十年前から研究されてきた 最近では、がん治療の新たなページを開いている ADC技術が進歩することで革新的な治療を多くの患者さんへ ADCの構成要素は①抗体②リンカー③薬物の3つ 異なる3つの要素が複合体となり、それぞれの役割を発揮することで、がん細胞まで薬剤を届け攻撃することを目指す がん治療におけるADCの働き ADCが血液中を循環し がん細胞に到達すると ①抗体ががん細胞表面の特定のたんぱく質に狙いを定めて結合 がん細胞内にADCが取り込まれると 抗体と薬物を結ぶ②リンカーが切断され ③薬物ががん細胞を内側から攻撃 ADCの可能性 抗体と薬物の組み合わせを変えることで、異なる複数の疾患への治療効果が期待されている サイエンス。それは、希望。 第一三共

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