2020年度、第一三共グループに所属する全世界の従業員に対して、第一三共のカルチャーに関するサーベイを実施し、その結果から以下の強みと課題を特定しました。
<強み>
・他者への敬意
・誠実さ
<課題>
・各地域や部門間のカルチャーに不一致がある
・戦略が明確なアクションに結びついておらず、リーダー間の共有と連携が十分でない
・非効率的な意思決定や実行が行われている
・日本国外での人材育成に注力できておらず、真にグローバルな人材パイプラインが育っていない
・リスク回避の組織体質が創造性やイニシアティブを阻害する
サーベイ結果に基づき、強みを活かして、課題を克服するためにはどのようなCultureが必要か、何をすればそういったカルチャーを醸成できるのかについて、経営会議メンバーを中心に複数回の集中討議を行いました。そして、カルチャー醸成には一人ひとりの行動の積み重ねが重要であることを踏まえ、3つのCore Behaviorを第一三共グループ全従業員の行動様式として浸透させることが私たちの目指すOne DS Culture醸成の土台になると結論付けました。
Core Behaviorの定義
背景
第一三共の独自の強みは、長期的な視点、患者さん含めた顧客第一の考え方、そしてサイエンスに基づいたイノベーションを通じて、世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献することです。
私たちはこの誇るべき伝統を守り、これまでの経験や強みを活かして今後も世界中のヘルスケアの未来を変えていくことを追求し続けます。そのため、改めて現状を見つめ直し、第一三共の社員および組織が我々の目標を達成できるよう、今後の企業風土や職場環境のあるべき姿を定義しました。
Core Behavior
Be Inclusive & Embrace
Diversity
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私たちは、一人ひとりを個として大切にし、仕事を進める上で多様な視点を積極的に受け入れることで、第一三共としてより大きな目標を達成します
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Collaborate & Trust
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私たちは、互いに敬意を持って接し、透明性と傾聴姿勢を通じて信頼関係を築くことで、シンプルかつ生産的に協働します
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Develop & Grow
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私たちは、学び、挑戦し、主体的に行動することで、個として日々互いに成長して第一三共の力を高めます
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